ストーリー分類26〜30

26、不倫な恋愛関係
 これはシチュエーションそのものではなく、その結果どうなるかが「ドラマチック」になるわけです。なお、この不倫というのは「倫理的に」とは限らず、「規範・規則として」という意味も含みます。つまり、身分の違うもの同士の恋仲は立派な不倫関係に属するわけです。 

27、愛するものの不名誉の発見
 愛するものは信じ切っているという状態で、その相手の徳に反した行動(犯罪、致命的な失敗……)を見つけてしまう、というやつです。これは、その後発見した側がどういう行動を取るか、という部分にドラマが存在しています。自分も片棒をかつぐか、それとも突き放すか……ちょっと解決が難しいテーマではありますが、非常に効果的ですね。
 また、愛するものは「尊敬している者」でも構いません。たとえば父親が悪徳を行なっている事を知ってしまう、など。いずれにしても、ストーリーの大きな転機になるのは間違いありません。

28、愛人(恋人)との間に横たわる障害
 「愛には障害がつきもので、それを乗り越えていくことで愛は深まっていくんだ」とかいう臭い言葉をどこかしこで知っているとは思いますが、恋愛ストーリーは実際に障害をくぐって、ゴールインという、ドラマチックストーリーの形成をしています。

29、敵を愛する場合
 二者に「立場」という要素の加わった「三角関係」とも言い換えることができます。この手の「出会い」は必ず突発的、偶然的なものが多く、既に最初からドラマチック街道を走っているわけですね。ただ、マトモに考えると、その間の障害は只ならぬもので、基本的に「駆け落ちして逃亡」とか、「心中」とか、割とネガティブな結末になりがちです。まぁその辺は作り手の慣性に任せますが、「敵を愛する」というプロセスによって、敵側にも感情移入できるようになり、世界観全体が広がって見えるようになるので、結構プラス面が多いと思います。味方のキャラに敵が恋をした、というパターンもよくみかけますね。

30、大望・野心
 大それたことには障害がつきもので、それをどう解決させていくかというプロセス、および結果にドラマが存在しています。ただし、動機がエゴイズムによるものだと(特に偽善が混じっていると)、読み手はそのキャラを見放してしまう可能性があります。これで感動させたいのでしたら、うまくそのキャラに感情移入をさせてあげる必要があるわけです。
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